四国を巡るたび　沢田マンションと桂浜

四国旅を決めてから色々と行きたい場所をピックアップしている時に、何かのきっかけでふと、そういえばあれって高知じゃなかったっけ・・・と調べてみたら、やっぱり高知でした。それは沢田マンションです。
40代以上の方ならば、たまーにマスコミで取り上げられていた手作りマンションのことを記憶してらっしゃる方もいるのではないでしょうか。
沢田マンションは建築素人のご夫婦が自力で建設した5階建てのマンションで、色々な箇所を増殖させながら現在に至っています。その様相から高知の九龍城とも、高知のサグラダ・ファミリアとも言われています。


祖谷渓からの帰り道、高知に戻ってきて下りたICの近くにあったので、立ち寄ってみることにしました。


九龍城なんて異名があるなんて、もっとおどろおどろしい感じかと思ったら、外観をパッと見たところでは、普通のマンションっぽいです。でもよくよく見ていると変な場所にスロープはついていたりと、かなり自由な設計であることが解ります。

沢田マンションの看板がついているスケルトンの部分はエレベーターになってるんだそうです。エレベーターも自作なのかしら⁉︎


こちらのマンションは昭和46年に着工したので、あたくしと同い年です。
当時は、素人夫婦が脳内で設計したものを現実化していたとしても、へぇ～！すごいね～！！で済んでいたのでしょうが、現在でも100名ほどの方が普通に暮らしているのは驚きです。
実際、法律的には違反建築物になるのですが、入居者がいることなどから黙認状態のようです。


以前は内部の見学も出来たのですが、現在はコロナで休止していました。
外からではわからない、無茶な設計等も見てみたかったので少し残念ですが、こういった建物がまだ現在進行形で使用されていることに、少なからず感動してしまいました。
ま、住むかっていわれたら遠慮しますが(笑）


お次に向かったのは桂浜です。
気持ちいい～！！
波の高さがすごい！
人と対比するとその荒々しさがお解かりいただけるかと思います。


桂浜といえば龍馬像。




この時は、竜馬像の横に特設展望台が建っていて、それに上ると龍馬と同じ目線で太平洋を眺めることができました。
普段はこのアングルでの横顔を撮影することができないので貴重なショットです。


20年くらい前に桂浜を訪れたことがあるのですが、その時の記憶だと桂浜に銅像が建っていたように思っていたのですが、実際には浜ではなく階段を上がった公園のような場所に建ってました。
人間の記憶なんて、あやふやなものですね。




夕方は逆光になるために、後姿のみ。

コロナで混乱している今の日本、もう1度、この世の中を洗濯していただきたいものです。