2019夏　北陸の旅　～金沢ナイトはおでんで乾杯～

25年以上前、まだ学生だった頃に当時つきあっていた彼氏(今のチキ夫www)と旅行の最後に金沢に立ち寄ったことがありました。夕方に金沢に到着して時間もほとんど無く、武家屋敷のあたりをぐるっとまわった記憶がかすかにあるだけなのですが、夜ご飯を食べに行ったお店がおでん屋だったことだけをとても鮮明に覚えています。
そこで食べたおでんが本当に美味しくって、特に牛すじのおでんに感動したのです。
でもそれがどのあたりのお店だったのかも記憶になく、ただカウンターのお店でおばあちゃんが切り盛りしているお店だったことは記憶にあります。


今回、金沢に旅行するに当たって、あのおでん屋ってどの辺りにあったんだろうなぁ・・・とネットで調べてみると、金沢っておでんが名物で｢金沢おでん｣という名前で色んなお店があることがわかりました。
あの時、おでん屋に入ったのも偶然じゃなくて必然だったのかも・・・。
というワケで、金沢での夜は｢おでん｣一択です！


ただ1つ問題が。
この日は日曜日だったのですが、金沢おでんのお店の多くは日曜日定休なのです。
色々とネットで調べた結果、とても評判が良かった｢赤玉 金劇パシオン店｣に決めました。
ちなみに赤玉本店というのもあるのですが、分裂状態(?)にあるらしく、出汁も違うそうです。
とにかく赤玉に行くのなら金劇パシオン店に限るという口コミをあちこちで見かけました。


さて、19時頃にお店に行くと店の前には行列が！
一応、予約をしていたのですが大丈夫なのかな・・・とおそるおそる確認してみると、ちゃんと予約は通っていて、行列している皆様の横目に入店することができました。
カウンターに案内されたのですが、目の前には大きなおでん鍋が！！
とにかくそのネタの豊富さに胸がときめきます♪
あまり他では見かけないようなネタもちらほらと見えます。
あたくしが前回の金沢で恋に落ちた牛すじもたっぷりとスペースをとってますねぇ。
おでんメニューはこんな感じ。
これ以外にもネタはありました。

黒板には本日のおすすめが。北陸らしい海の幸のラインナップ。
これ以外の一品メニューも充実していました。


さて、まずは第一巡指名おでんダネです。
焼き豆腐、ちくわ、こんにゃくというど定番の一皿。
そして金沢おでんならではのつぶ貝、そしてあたくしの大好物のフキをお願いしました。
出汁は関西風の出汁で、とても上品で味わいがあります。
どれも美味しい～～！！！
そして大好きな牛すじは、別皿でサービスされました。
トロットロに煮込まれていて、ネギがいいアクセントになってますね～。
そして、こんな美味しいおでんにあわせるのはやっぱり日本酒だよね～♪
写真に撮り忘れましたが、こちらでは常温でもちろりで出してくださいます。
箸休めにお願いしたしめ鯖のぬた。
これ、めっちゃ美味しかった！
家でも作ってみたい。


二巡目のおでんダネ。
大根、卵のゴールデンコンビに赤ウインナーと練り物(なんだったかな・・)、そして金沢らしく車麩をいただきます。
どれも本当の出汁がしゅんでて美味しい・・・。


そして三巡目はお店のお母さんおすすめのネタを。
れんこん団子と野菜のふくろ。
すりおろした蓮根のモチモチとした食感がたまりません！
そして野菜のふくろは、本当にゴロゴロと野菜がたっぷり入っていて食べ応え十分です。


一品料理をオーダーする間もなく、もうおでんだけでもお腹一杯です。
日本酒もかなり合数を飲んだのですが、お会計も7000円弱と本当にリーズナブルでした！！


11月になると、金沢おでん名物の｢かに面｣なるメニューが出てきます。
カニの甲羅にびっしりとカニの身と内子を詰めた商品なのですが、これがもう本当に写真を見ただけでヨダレが出るほど美味しそうなビジュアルをしているのです。
これはもう絶対に冬に来て、食べなくてはいけませんね！！


店員さんもみなさんとても気さくで対応もよく、本当にいいお店でした。
金沢に来たら、海の幸もいいけど、おでんもおすすめですよ～！