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Channel: 明日はハレルヤ from Jakarta
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2017プラハの旅 ちょっとマニアな隠れた名所とどうしても食べたかったシーフード

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プラハ城やカレル橋などの観光名所もいいですが、プラハにはあまり有名ではないですが面白いスポットがまだまだあります。それはヴァーツラフ広場に面した通りの一角にあるパッサージュ・ルツェルナの中にありました。
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このパッサージュはレトロな雰囲気が残っていて、表通りの賑わいが嘘のようにひっそりとしています。
しかしそのレトロな雰囲気にそぐわない妙なものが天井からぶら下がっています。
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なんじゃこりゃー。
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これはチェコの現代アートを代表するダヴィッド・チェルニーという人が作成した「逆さ馬にまたがる聖ヴァーツラフ」です。
元々はプラハ中央郵便局からの依頼で造られたアート作品だったのですが、あまりの妙な出来上がりに設置を断られてしまって、こちらのパッサージュに飾られることになったという曰く付きの作品です。
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馬が舌を出しているのもなんだか人を食ったようなデザインで笑えます。
2階の窓から刑事っぽい人たちが覗いているのも面白い~。(こちらの刑事の看板はチェルニー氏の作品ではなさそうですが)
こんな雰囲気のあるパッサージュの中にこんな奇抜な作品を飾るチェコ人の懐の深さに感服です。


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そしてこちらはたまたま通りかかった教会で特に美しい何かがあるとかでは無いのですが、調べてみるとチェコ人にとってはとても重要な歴史を持った教会だったのでアップします。
「聖キリルと聖メトディウス教会」という名前のこちらの教会について調べると今まで知らなかったチェコの近代史に少し触れることが出来ました。
ナチスドイツが1940年前後にヨーロッパ各地を占領し始めて、チェコスロヴァキアもナチスドイツによって占領されていました。その統治者のラインハルト・ハイドリヒはSSの中でもヒムラーに次ぐ実力者だったそうです。しかし彼は1942年にチェコ人によって暗殺されます。この暗殺の実行者達が匿われていたのがこの聖キリル・メトディウス教会です。その事を知ったSSはこの教会を取り囲み激しい銃撃戦が繰り広げられました。最終的に捕まることを避けた実行者たち7名は自決をしました。
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その時の銃撃戦の跡が残っています。
教会の内部にはナチスドイツに支配されていた歴史や、この事件について詳しく説明したパネルなどが展示されています。

自決した直後の7名の写真も展示されていました。
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この階段の下には、実行者達が隠れていた地下室がありました。
内部は写真撮影も出来たのですが、やはり撮影する気持ちにはなれませんでした。
とても小さな教会ですが見学者の数は多く、皆さん熱心にパネルを読んでいました。
それまでは華やかな建物ばかりを見ていたプラハ観光でしたが、こういった歴史の側面を知ることができたのも意味あるものだったと思います。


気分を変えて、お次にご紹介するのはダンシングハウスを言われているこちらのユニークなデザインのビルです。ヴルタヴァ川沿いに建っています。
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こちらはハヴェル元大統領の依頼を受けてミルニッチとフランク・ゲーリーという2人の建築家によって1996年に建てられました。
こうやってみると、確かに踊っているように見えますねー。
建てられた当初は奇抜なデザインに対して批判もあったようですが、今ではプラハの撮影スポットの1つになっています。
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歴史あるプラハの町並みの向こうに見えるダンシングハウス。
なかなかユニークで面白い景色ですね。
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ヴルタヴァ川を挟んで反対側には歴史ある町並みとプラハ城を望むことができます。
新旧が上手に交じり合ったプラハという街の面白さを感じることのできるスポットです。
















さて、今宵のディナーですが、肉、肉、肉・・・と続いたのでどうしても魚が食べたくなってしまったのですが、海のないチェコではシーフードがいただけるお店は極端に少ない上に、調べてみるとけっこう高い!!
しかしながら、何が何でもシーフード気分のあたくし達が念深く探したところ、シーフードもいただけそうなイタリア料理のお店を見つけた。
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場所は共和国広場から歩いて2~3分のNa prikope(ナ・プジーコピェ)通り沿いのショッピングアーケードの奥にある「Kogo(コゴ)」というレストランです。
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予約無しでいったらほぼ満席でしたが、なんとか入れてもらうことが出来ました。
もっとカジュアルなお店かと思っていたら、なんだかちょっと高級感のある雰囲気でした。


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どんなときもビールはお約束。
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そして海のないプラハなのに生牡蠣を頼んじゃったよ!!!
どこの海で獲れた牡蠣かは解らないけれども、とにかく魚に飢えていた五臓六腑に染み渡る旨さです。
やはり人は肉だけに生きるにあらずですねぇ。
そしてやはり生牡蠣といったら、ビールじゃなくてワインだよねぇ・・・。
ってことで白ワインもボトル頼んじゃいました♪
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こちらは魚介のリゾット。
これもムール貝やエビやイカなどの魚介がたっぷりでいい出汁が出ててマジで旨い!!!
チキ夫などは今まで食べたイタリアンの中で一番旨いと感動しておりました。


これ以外にも野菜不足を補うためのツナサラダなどをいただいて、プラハに来てから欠乏していた栄養素を久々に補給して胃袋もリフレッシュされた気分です。
本当にごちそうさまでした。



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